皮脂膜が酸化するということはどんな状態でしょうか?
まずは想像してください。
なかなか抜けない釘に油をさすとどうなるでしょうか?
抜けやすくなるでしょう。皮脂膜が酸化するという事はまさにこのことなのです。
ではまず、皮脂膜についてご説明しましょう。
私達の体には全身に皮脂腺があります。皮脂腺から分泌された皮脂は、汗と混ざって皮脂膜という薄い膜をつくり、全身をおおっています。そして、皮脂腺は肌を守り、乾燥を防ぐなどのほかにも、もうひとつ大きな働きをします。それは細菌の繁殖を防ぐという作用です。皮脂膜を作っている皮脂は、約1/3が酸性の脂肪であり、汗も弱酸性です。このため、皮脂膜が正常ならば弱酸性の状態を保っています。弱酸性の環境では細菌の繁殖を抑えることが出来るのです。
このように大切な皮脂膜ですが、二十歳をすぎますと、男性は男性ホルモンの活性化にともない、皮脂腺を刺激し、皮脂を多量に分泌させます。反対に女性は女性ホルモンの作用により、皮脂の分泌を抑えてしまいます。頭皮を覆っている皮脂膜(あぶらと汗)は4時間も経過すると酸化(腐敗)してしまい、最近のほか、空気中のホコリや浮遊している合成化学物質の固まりとなってしまいます。汗の分泌も同じくホルモンに支配されています。さらにはストレスによる緊張感により、皮脂腺や感染の活動も活発化していきます。
こうした酸化皮脂膜によってフタをされた毛口は、つぎつぎに分泌される皮脂を出すことが出来ず、毛根に向かって逆流していきます。なかなか抜けない釘に油をさすと抜けやすくなるのと同じ理屈で、毛髪も固着力を失って抜けやすくなってしまいます。
では酸化した皮脂を取り除く為にはどうすればいいのでしょうか。
毛口を塞いでいる酸化皮脂を積極的に取り除く行為、それが毎日のシャンプーです。
理想的には1日3回のシャンプーをすることですが望ましいですが、これは大変なことです。したがって、最低1日に1回はシャンプーをすることがとても大切なのです。
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